令和4年12月6日、飯田市議会の第4回定例会において、様々なテーマが扱われた。
道の駅かぐらの湯の再開に関する多くの市民の関心が集まる中、串原産業経済部長は、再開に向けた条件として新しい指定管理者の設立と経営計画の策定を挙げた。最近の寄附金により温泉復活が期待されているが、必要な改修費用は具体的に示されていない。市長は、過去の投資金額から、温泉復活には相当額の投資が必要であると推測している。
また、リニア駅周辺の整備については、特に県道251号線や下久堅・知久平線の整備が進められている。土曽川沿いに新たな道を設けることは難しいが、並行した計画で進めているという。市は地域の交通機能を維持しつつ、リニア駅へのアクセスを整備する必要性が増している。
高齢者福祉や介護保険事業についても重要な議題となった。健康福祉部長は、介護予防事業の進捗を説明し、基準緩和型サービスの活用が増加していることを明らかにした。しかし、生活保護や生活福祉資金制度の借入状況は依然として厳しい。市長は、制度への理解を深めて地域全体で支えていく必要があると強調した。
ストレスチェックの結果から、職員の健康状態も注視されており、職場環境の整備が求められている。現在までの人員数の維持を経て、今後は段階的に職員を増やす方針が示された。