令和4年2月1日に開催された飯田市議会第1回臨時会において、新型コロナウイルス対策に関する重要な議論が行われた。
出席議員23名の下、会議は無事成立した。議長の井坪隆氏のもとで進行され、会期は本日の1日限定と決定された。議会運営委員会の委員長、永井一英氏は、会期延長の必要性はなく、スムーズな進行を呼びかけた。
市委長、佐藤健氏の挨拶では、急速な感染拡大が地域に及ぼす影響と、市民の協力に感謝の意が表された。特に、1月の第6波における陽性者数の急増に触れ、飯田市の対策本部は早期に警戒レベルを引き上げたことを強調。市民の皆さんに対する行動抑制のお願いと、その影響を少しでも軽減するための施策について詳細に説明した。この中には、特に子育て世帯に対する特別支援金の給付や、感染者への買物支援の事業も含まれている。
具体的な施策として、住民税非課税世帯への臨時特別給付金、休校及び休園中の子育て世帯への特別支援金、自宅療養者への支援などが挙げられた。これにより、市民生活を支える取り組みが進められており、議案第1号「令和3年度飯田市一般会計補正予算(第12号)案」は、予算を532億1,498万2,000円とする内容で可決された。
また、市長は新学部誘致のための信州大学新学部誘致推進協議会の設立についても言及した。この協議会は、地域の未来を見据えた重要な取り組みとして期待されており、学部設置に向けて地域全体で協力していく姿勢が示された。特に、祭りやイベントの安全開催に向けた感染拡大防止策についても大きな関心が寄せられ、参加者全員の安全と安心を考慮しながらの施策が求められている。
議会では、報告案件として、専決処分の承認と損害賠償に関する事項が審議され、全体的な進行がスムーズに行われた。最後には、市民の協力を得ながら、感染拡大防止策と市民活動の再開を両立させる重要性が再確認された。これをもって、日程は全て終了し、後に市長より市民への感謝が述べられ、閉会を迎えた。