令和4年11月7日、飯田市議会にて全員協議会が開かれ、飯田警察署の現地改築と南信運転免許センターの併設に関する報告が行われた。
会議では、林健吾企画課長が過去の要望活動と進捗状況について詳細に説明。飯田市は、2011年から運転免許センターの設置を目指してきたが、設置場所に関しては長年の協議が続いていた。林課長は、県警本部との合意形成の経緯や現行の要望内容を説明し、建設候補地として「現在の飯田警察署及び隣接する風越公園を最善とする」との県知事からの発言を確認した。
また、飯田市の今後の取組として、林課長は「市道改良」「風越公園再整備」「飯田創造館の利用者活動継続支援」が挙げられると述べた。この中で、地域の皆様との協議を重視する姿勢を示した。関島百合議員は、創造館利用者の意見を取り入れることが必要との意見を表明し、今後の方針に疑問を投げかけた。これに対し、林課長は県の方針に従いながら、利用団体の活動継続最高を目指す意向を示した。
市道改良については、現行の交通量に加えて、免許センター併設に伴う一時的な交通集中を見越し、地域住民に寄り添った対応を進めることが述べられた。また、岡田倫英議員が要望した「創造館の代替施設」という訪問者の意向については、松下教育委員会参与が市内の公共施設を最大限活用する考えを述べた。
最終的には、風越公園の公園機能を確保しつつ、飯田警察署と運転免許センターの機能を十分に果たせるよう調整する必要があるとの意見も出た。地域の要望や課題に対して、今後も丁寧に説明と協議が行われるべきであると期待が寄せられている。