令和4年8月30日、飯田市議会において第3回定例会が開催された。この会議では、市長による新型コロナウイルス感染症の影響についての報告が中心的な議題となった。
佐藤健市長は、本会議の中で新型コロナウイルスの感染拡大に言及した。その前年から続く感染症の影響は市民生活に大きな影響を及ぼしており、健康管理や経済活動に対する対応が重要であると強調した。特に、飯田市では感染者数が急激に増加しており、今後も警戒が必要とのこと。
市長は、長野県の医療緊急事態宣言についても触れ、市民への感染防止策を強調した。市民に対しては、発熱や咳の症状がある場合は医療機関への相談を求める一方で、軽症者は自宅での健康観察を行うよう呼びかけた。さらには、基本的な感染防止対策の徹底を促し、特にマスク着用や換気についての重要性を訴えた。
また、今年の秋に予定されていた飯田のイベントについても言及し、感染対策のもとでの開催を期待しているとの考えを示した。特に、来年のイベントに向けた準備も進めていく旨の発言がされ、市の観光やイベントに対する期待も込められた。
中でも、令和4年度の一般会計補正予算に関する議案についての詳細が説明された。市では新型コロナウイルス感染症の影響に関連し、生活困窮者への支援など今般の経済情勢を踏まえた対策を講じる必要があるため、多方面からの補正予算を計上することが報告された。特に、原油価格高騰に伴う支援対象を拡大し、住民税非課税層への現金給付を盛り込むことが確認された。
会議の後半では、飯田市営駐車場の料金改定案が出され、2時間までの無料化及び上限料金制度の導入が検討されていることも議題として上がった。これに関しては、市街地の活性化や利便性向上が期待されており、今後の議論に注目が集まる。
総合的に見て、会議における新型コロナ感染症対策及び地域貢献への取り組み、経済補填策が多くの市民にとって重要な視点となる。市長は閉会中の多様な施策を実施し、持続的な市政運営に向けた責任感を感じていると述べて今後の取り組みの重要性を訴えた。