飯田市議会第2回臨時会が令和2年8月4日、議員の出席の下、開催された。
議会は、会期を本日の1日とし、報告案件と予算に関する議案の審議を行うことが決定された。出席議員は23名で、欠席議員はなく、会議は成立した。
市長の牧野光朗氏は記憶に新しい1か月の豪雨災害に触れ、災害復旧に向けた意義ある政策の実施を確認した。また、内閣府からの経済報告を基に、新型コロナウイルスの影響についても言及し、地域経済の厳しい状況を表現した。特に、景気の回復が見込まれる一方で、感染拡大の懸念があることに留意が必要だと述べた。
さらに、追加の補正予算として、報告第30号を提示。これは、豪雨による災害復旧費に関するもので、他にも新型コロナウイルスへの対応について、再拡大に備えた各種事業の実施計画も発表された。各種政策には、事業者支援や、教育現場への対応も含まれ、新しい生活様式への適応が求められることが強調された。
今回の補正予算は、総額は約30億円にのぼり、過去の中でも最も多額な補正となる予定である。事故なく市民の安全確保に努める方針が示され、必要な対策の迅速化が課題とされている。議案第72号と第73号に関しては、全会一致で採決され、可決される結果となった。
全体として、議会の審議は円滑に運営され、今後の施策実施に向けた積極的な姿勢がうかがえた。市長は新型コロナウイルス関連の取り組みについて、特に医療体制と市民の健康保持に焦点をあて、協力を求める形で閉会の挨拶に臨んだ。議会終了後も、今後の動向に目が離せない状況といえるだろう。