令和5年6月13日の飯田市議会第2回定例会が開催された。
この会議では、小林真一議員が観光振興について質問を行い、飯田市の観光振興策を評価した。また、近年のコロナ禍からの回復に伴い、観光客が増加している現状が述べられ、今後のさらなる観光振興に向けた取り組みの必要性が強調された。
続いて、下平恒男議員が地域コミュニティの在り方について質問した。市民自治の重要性や、地域住民が協力してまちづくりを進めることが求められ、行政と地域が連携してサポートする方策が議論された。なお、リニア駅前の整備についても触れ、地域の魅力をどう発信していくかがポイントであるとした。
教育環境については、教育委員会から子供たちの学びを支える取り組みが紹介された。特に、ICTを活用した授業の効果や、それが地域の教育環境にどのように寄与するのかについて議論が交わされた。小中学校における教育施策のバランスが重要であるとの認識が示され、地域の教育の充実を図る必要性が強調された。
さらに、交通弱者の支援についても言及され、自家用車を使用できなくなった高齢者への支援策の充実が求められた。市は既存の交通手段の強化や、地域間での連携を通じた福祉有償運送の拡充を検討していると述べた。
古布・古着の回収事業についても進捗が報告された。市は過去数回のテスト回収を経て、地域住民の協力のもと、清拭布としての利用も視野に入れた取り組みを進めている。
このように、当日の会議では様々なテーマにおいて市民生活の質向上を目指した具体的な取り組みが議論された。市政は今後も市民の声を反映させながら、地域の魅力を発信する取り組みを強化していく意向を示した。これにより、飯田市が日本一住みたいまちとなることを目指し、地域の個性を生かしたまちづくりを推進していく。