令和6年2月8日、飯田市議会第1回臨時会が開催された。
会議は22名の議員出席のもと成立し、1日の会期に決定された。
市長の佐藤健氏は挨拶の中で、国の総合経済対策による新たな給付金に係る補正予算案を審議することへの感謝を述べた。
挨拶では、能登半島地震の被災者へのお見舞いや支援についても触れ、復興には長期にわたる支援が必要だと強調した。
また、補正予算案では、住民税均等割課税世帯に10万円の給付金、低所得子育て世帯に 18歳以下の子供1人当たり5万円の加算が盛り込まれていることを説明した。
続いて、報告案件の審議が行われた。自動車事故による損害賠償の専決処分についての報告が複数あり、その内容や賠償額についての詳細が説明された。
総務部長の原田太仁氏は、自動車事故の報告を行い、今後の交通安全対策の強化について述べた。
次に、議案第1号「令和5年度飯田市一般会計補正予算(第9号)案」の審議が始まり、財政課長の佐々木学氏が補正予算の意義や内容について説明した。
補正予算の増額は、国の物価高騰に対応するための重点支援地方創生臨時交付金を活用するものである。
討論が行われず、議案は原案通り可決されることが決定された。
佐藤市長は、補正予算案の慎重な審議に感謝の意を示し、事業の早期着手を誓った。
また、セイコーエプソン社が桐林クリーンセンター跡地にバイオマス発電所を建設するとの発表を行い、地域の環境文化都市としての取組みの推進を強調した。
市は今後も、環境を軸としたまちづくりを進め、ゼロカーボンシティへの道を切り拓いていくと述べた。
最後に、議長の熊谷泰人が閉会を宣言し、会議は終了した。