令和3年5月18日、飯田市議会第2回臨時会が開催された。
この会議は一般選挙後の初の議会となり、議長の選挙や市長の挨拶が行われた。出席議員は23名であり、会議は無事に成立した。議長選挙では井坪隆氏が当選し、議会運営の新しいスタートを迎えた。
新議長の井坪隆氏は、当選の挨拶の中で「中立・公平を旨とする議会運営に努める」と誓い、自身の役割に重みを感じていることを強調した。彼はまた、住民福祉の向上を目指し、政策と討議を中心とした議会運営を提案した。
一方、副議長には山崎昌伸氏が指名され、役割を果たす決意を示した。山崎氏は、新議会の形においてはチームプレーが重要であるとし、議長や執行機関との協力関係を築くことの重要性を強調した。
次に市長の佐藤健氏が挨拶し、議員の当選に祝意を表した。市長は「市議会は市民の声を代表する重要な機関」であり、車の「両輪」のように、市長と市議会が協力して市民のために働く必要性を訴えた。特に新型コロナウイルスワクチン接種の推進が最大の課題であるとの認識を示した。市内での接種が順調に進んでいることや、今後も市民の声を丁寧に聞いていくことの重要性が語られた。
続いて、報告議案12件が審議され、専決処分の承認を求める案件や一般会計、特別会計の補正予算などについて説明が行われた。議員たちはこれらについて討論し、議案を承認した。
この臨時会では重要な人事や予算関連の案件が多数扱われ、今後の市議会運営に大きな影響を及ぼすことが期待されている。議長、地方自治法に基づく選挙を通じて、議会の体制が一新され、また市民との対話を重視した議会運営が始まることとなった。