令和5年5月10日に開催された飯田市議会第1回臨時会において、新たな議会運営体制が整った。この臨時会では、常任委員や特別委員、広報広聴委員および議会改革推進会議の委員選任といった重要事項が議論された。
会議は熊谷 泰人 議長の開会宣言により始まり、出席議員21名が確認された。続いて、会議録署名議員として橋爪 重人氏と西森 六三氏が指名され、議事が進められた。
特に注目されるのは、常任委員会および議会運営委員の選任である。清水 優一郎氏が総務委員長に、永井 一英氏が社会文教委員長に選出され、福澤 克憲氏が産業建設委員長に指名された。この体制により、飯田市議会の議論がより活発になり、議会改革の推進につながることが期待されている。
続いて、リニア推進特別委員会の選任も行われ、委員長には清水 勇氏、副委員長に木下 徳康氏が選ばれた。リニア推進委員会は、地域の交通インフラ整備にむけた重要な役割を担っている。
さらに、南信州広域連合議会議員の選出が行われ、岡田 倫英氏と小林 真一氏が選ばれている。この選挙は、地域連携を強化するための重要なステップと位置付けられている。
また、議員派遣についても議論が行われ、議長の委任により変更があった場合でも議会の趣旨が守られることが確認された。市長の佐藤 健氏は、今回の臨時会の成果を踏まえて、さらなる協力を市議に求め、今後の市政運営への理解を改めてお願いした。
最後に、令和5年の飯田市立動物園の開園70周年でも市民とともに祝い、地域振興に向けたイベントの実施を報告した。やり取りの中で、熊谷議長は今後とも地域に根ざした議会運営をしていくことを強調した。