令和元年5月14日、飯田市議会において第1回臨時会が開催され、重要な議案が審議された。
会議は23名の議員が出席し、議長の清水勇氏による成立宣言の後、会期を本日1日とすることが決定された。
市長の牧野光朗氏は、長野県議会議員選挙の当選者に敬意を表し、また、気候変動による自然災害についても言及し、地域づくりの重要性を強調した。特に、リニア中央新幹線の開通を見据え、地域活性化に向けた取り組みを進めていく方針を示した。
報告案件では、平成30年度の一般会計補正予算案や、関連する意見についてが審議された。特に、議案第65号の飯田市税条例の改正では、ふるさと納税制度の見直しがあり、新たな特例控除の対象が設定されたことが説明された。
また、議案第67号「公の施設の指定管理者の指定」については、株式会社大空企画が選ばれ、観光振興を進めつつ、地域経済の循環を促すことが期待されている。
議長辞職に関する議題も上げられ、清水氏の議長在任中の活動が評価され、副議長の永井一英氏の辞職も許可された。新たに湯澤啓次氏が議長に就任し、今後の議会運営への意気込みを示した。
質疑応答では、観光地として上村しらびそ高原施設の運営についての懸念や、さらなる地域活性化にどう貢献していくかが議論された。特に、落石による通行止めや自然災害に対する市の対応策が求められ、これに対して市の関係部署と連携し、早期復旧を目指すとの回答がなされた。
議会は、今後も市の財政の健全化や地域振興策を進めていく方針を確認し、会期を延長してさらなる審議を続けることとなった。議会運営における透明性を高め、市民への情報提供も進めていく必要があるとの意見も出され、今後の課題も浮き彫りとなった。