令和2年9月25日に飯田市議会の第3回定例会が開催され、市長の挨拶や議案の審議が行われた。
まず、会期の決定が報告され、定例会の期間が8月25日から9月23日までの30日間に設定された。この決定には異議がなく、議長の湯澤啓次氏が確認した。
次に、牧野光朗市長が挨拶を行った。市長は、令和元年度の一般会計歳入歳出決算認定といった重要案件についての審議が行われることに感謝の意を表した。また、7月の豪雨災害による影響についても言及した。特に、上村・南信濃地区における大規模な被災箇所の復旧への取り組みなどが報告された。
市長は、農業経営にも触れ、1年の厳しい天候による影響を述べた。特に、桃や梨の出荷減少について、県への報告も行っていることを強調した。また、国の支援制度を活用した支援の必要性も訴えた。さらに、国内総生産(GDP)の速報が示す厳しい経済情勢についても触れ、雇用情勢についての懸念を表明した。
続いて定期監査報告が行われ、委員の戸崎博氏が報告した。この監査では、予算執行の適正さと効率性が確認され、一部改善が必要な事項が指摘された。各課の取り組みが評価されたが、自治振興センターにおける備品管理の問題点も提起された。
また、議案審議も行われ、合計31件の議案が上程された。賛同意見が多数示され、特に新型コロナウイルス対応の補正予算案が注目を集めた。議会はそれに伴い、多くの市民生活への影響を考慮し、柔軟かつ迅速な対策の必要性を強調した。
ぴょうお詫びとして、これからの市政運営においては、さらに透明性と説明責任を持った施策の実施が望まれることが求められた。
最後に、請願および陳情が上程され、これについても委員会に付託することが決定された。議会は地域住民の声が反映されるよう努めていく方針だ。