令和5年12月20日、飯田市議会において全員協議会が開催された。
同会議では、市のさまざまな重要な行政運営について詳細な報告が行われた。
まず、「人事行政の運営等の状況について」の報告があり、福岡茂巳人事課長が説明した。
報告によると、今年4月1日現在の職員数は1,603人で、前年より13人増加しているとのことである。
また、職員給与費についても言及され、令和4年度より諸手当が増加しており、職員の勤務時間、休暇制度等も報告された。
続いて、リニア駅周辺における景観の在り方について、牧内一司地域計画課長が計画の概要を説明。
リニア駅前広場の景観整備案については、自然素材を活用したデザインが提案され、明るく快適な空間を目指す方針が示された。
また、環境・景観配慮指針の素案を年内に公表し、広く市民の意見を募る予定であることも伝えられた。
次に、飯田都市計画特定用途誘導地区の決定について、竹内地域計画課長がその背景と経過を報告した。これは、地域の医療機能を維持しつつ、立地適正化を図るためのもので、医療施設に関する容積率の条件が設定された。
さらに、飯田都市計画下水道の変更について、関島隆夫下水道課長が、既存の下水道施設を最大限に活用する取り組みの進捗を説明。
最後に、令和5年度議会報告・意見交換会に関する年内報告も行われ、610人の市民から1,065件の意見が寄せられたとのことである。
岡田倫英広報広聴委員長からは、43件の意見には年内に回答することが表明された。
今回の会議は市の重要な議題が扱われる中で、各課からの詳細な報告があり、今後の動きに注目が集まっている。