令和4年3月9日、飯田市議会において一般質問が行われ、様々な議題が取り上げられた。
市の新型コロナウイルス感染症対策に伴う予算について、佐藤市長は「今年度の予算案は、市民の健康維持と生活支援に注力している」と述べた。特に「予算においては、感染状況を見極めつつ、迅速に必要な措置を講じてきた。」と強調した。
また、移住推進についても言及され、「飯田市には住みやすい環境が整っている」との認識を示し、地域の魅力を発信していく方針を示した。市は、移住者向けに農業体験の機会を提供し、地域に根ざした生活が実現可能であることを伝えている。
さらに、飯田市公民館に関する意見も上がり、同施設の予約の混雑が課題視され、利用者の不便を解消するため、周辺地域の駐車場確保が求められた。松下教育委員会参与は「地域との協力を通じて駐車施設を充実させていく」と述べた。
リニア中央新幹線関連の討論では事故の危険性が浮き彫りになり、細田部長は「情報発信を強化し、住民への説明責任を果たす」と応じ、地域住民の不安を軽減する方針を示した。
最後に、飯田市では、森林保護や農業振興に向けて、地域資源の利用促進が図られていくことが期待されている。市長は「私たちの地域資源を生かすことが、地元共生や活性化につながる」と述べ、引き続き市民協働による取り組みを進める意向を表明した。地域の特性を生かした施策の実行が、今後の重要な課題として議論されている。