第3回飯田市議会において、令和4年9月13日の会議では、リニア駅周辺整備や新学部誘致、ソーシャルビジネスの活用など様々な議題が取り扱われた。
リニア駅周辺整備については、国道153号の4車線化や座光寺上郷道路の新設が計画されており、工事は2027年度のリニア開業に間に合わせるよう進められている。今後も地域の意見を取り入れ、地域振興につながる整備を目指す。
新学部誘致に関しては、市長が信州大学との連携強化に向け、地域の大学づくりを進める考えを示した。大学のあるまちづくりには、住環境の整備も重要であり、地域の特色を生かした活動を支援することで地域全体に好影響を及ぼすことが期待されている。
さらに、ソーシャルビジネスの活用についても議論が交わされ、地域の課題解決に向けた施策が求められている。特に、竹林の整備支援事業が創設されたことにより、地域団体や企業との協働が進み、竹林利用やタケノコの加工販売などの展開も期待されている。
農業支援についても、急激な物価高騰への対応が必要で、県とも連携しながら農家への財政支援が検討されている。また、がん対策に関しては、予防と早期発見の重要性が強調され、教育現場でのがん教育の推進が求められている。
不登校特例校の設置推進も重要な課題であり、学校と地域が協力して、子どもたちが健やかに成長できる環境の整備が継続的に求められている。