鹿屋市の令和3年6月定例会において、重要な施策がいくつか発表された。
廃校跡地の利用については、「ユクサおおすみ海の学校」などの成功事例をもとに、市は今後も民間企業との連携を強化する方針を示した。
市営住宅については、エレベーターの無い高階層の住民への対応を検討中であり、高齢者の住み替えについても柔軟に対応していくと強調された。特に、高齢者の歩行に制限がある場合には、市営住宅間での住み替えが可能であることが注目される。
カーボンニュートラルに向けた取り組みでは、国の2050年カーボンニュートラルの実現への見解が共有され、地元の再生可能エネルギーの導入促進が強調された。市は「ゼロカーボンシティ」の認定を視野に入れつつ、地元企業とのネットワーク構築を進めている。
また、スポーツ振興施策に関しては、県大会レベルのイベント開催を目指す中で、中心市街地に宿泊施設が増え、観光業への期待が集まっている。
自治体として、地域の課題解決に向け、若者のアイデアを取り入れる政策アイデアコンテスト「かのや100チャレ」の投げかけも評価され、多くの市民からの反響が予想される。特に、若者たちの参加による地域貢献の意識が感じられ、地元愛が醸成されている。
市は今後、これらの施策を含めた総合的なまちづくりに取り組む姿勢を強調し、市民との協働を進める考えを示した。