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インクルーシブ防災の推進とマイナンバーカード普及が議論

鹿屋市議会でインクルーシブ防災やマイナンバーカードの普及、消防団詰所の環境改善が議論される。
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令和5年6月20日、鹿屋市議会の定例会が行われ、多数の重要議題が取り上げられた。

特に、柴立豊子議員が提起した"インクルーシブ防災について"は深い関心を呼んだ。議員は、障がい者や高齢者が災害時に取り残されないための施策を強調した。インクルーシブ防災の理念に基づき、全ての市民が安全に避難できる体制を整える必要があるとの考えを述べた。例として、実施訓練の必要性や地域共同体の重要性が挙げられた。

市民生活部長の永山俊一氏は、インクルーシブ防災の導入について市の計画の理念を示した。高齢者や障がい者の災害時避難行動計画支援者を約800名登録しているものの、完全な支援体制は構築されていないことから、今後の連携強化が求められていると述べた。

さらに、"マイナンバーカードについて"も重要な議題として挙げられた。永山氏は、マイナンバーカードの申請・交付状況を報告し、本市での普及が進んでいることを示した。また、マイナンバーカードと保険証の統合に対する市民の不安も共有された。

次いで、"消防団詰所と装備品について"の質疑がなされました。消防団員の士気向上のため、各詰所におけるトイレ環境の改善が必要との意見が示された。永山氏は、男女平等の観点から、トイレの水洗化や設置基準の見直しを検討する意向を明らかにした。

一方、"女性相談室(配偶者暴力相談支援センター)について"の質疑では、相談件数が増加傾向にあることや、デートDVの授業が進行中であることが報告された。また、特別支援学校が避難所としても活用される可能性についても触れられた。

最後に、"中学校の自転車ヘルメット着用について"の議論では、中学生のヘルメット着用率が100%に達していると報告され、その普及が進んでいることが確認された。教育委員会は、今後もヘルメットの着用と安全運転の教育を重視する意向を示した。

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議会名令和5年6月鹿屋市議会定例会
議事録
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