令和4年6月22日、鹿屋市議会は第4日目の定例会を開会し、複数の重要議案が上程された。
本日の議事では、主要な議題として令和4年度一般会計補正予算が取り上げられた。この補正予算に関して、市長の中西茂氏は地域のニーズに応じた対応を強調し、市民生活の支援策や経済活動の維持を図るための施策を述べた。
さらに、一般質問においては、繁昌誠吾議員が公共施設の接遇向上について質問を行った。「市職員の接遇については、毎年度新規採用者向けの研修を実施しているが、今後の対応策をお示しください」と求めた。これに対し、総務部長の松下勉氏は、接遇研修の継続と改善策の必要性を認識し、具体的な研修の実施や苦情事例の強化を講じる方針を示した。
次に、繁昌議員は、子育てプラザに関する利用者の不安や意見を取り上げ、「利用者の声をしっかり聞くことが重要だ」と強調した。保健福祉部長の畑中健二氏は、プラザの開館日数を増やす取り組みを行うとの回答をした。
また、湯遊ランドあいらの運営方針についても質問があり、商工観光振興監の郷原信一氏は、施設の改修や民間譲渡の可能性を探る調査が進行中であることを報告した。さらに、市民交流センターについても今後の在り方を検討中であることが確認された。
観光行政に関しては、繁昌議員がおおすみ観光未来会議について言及し、コロナ禍での観光振興策への期待を示した。観光振興に関する新たな施策が必要であるとの意見も出た。郷原信一氏は、観光需要の回復に向けた取り組みを続けていくとした。
全体を通して、鹿屋市の税金の取り扱いや市民交流の活発化が重要なテーマとして取り上げられた。今後は、具体的な施策やサービスの向上を図り、地域のニーズに即応する取り組みが期待される。