令和2年9月14日に開催された鹿屋市議会定例会では、主に新型コロナウイルス感染症に関する対策や、学校生活の影響、災害時の避難所開設、交通安全対策について議論が交わされました。特に新型コロナウイルスに関しては、柴立豊子議員がその対策について強い危機感を示しました。
柴立議員は、コロナウイルスの感染が夏になっても収束せず、経済や市民生活への悪影響が続いていると指摘しました。特に鹿児島県内の感染者数が増加していることから、"PCR検査の拡充が必要"であると訴えました。この点に関して、健康づくり・高齢者支援対策監の畑中健二氏は、医師が必要と判断した場合に無症状者も含めて検査を実施する方針を強調しました。
さらに、柴立議員は学校生活への影響についても言及し、学校での集団行動が制限される中、子どもたちの精神的・肉体的健康に悪影響を及ぼすのではないかとの懸念を述べました。教育次長の稲村憲幸氏は、今後も学校安全に配慮しながら、通常の教育活動が継続できるよう努めると答えました。
災害時の避難所開設についても話題に上がり、柴立議員が避難所開設時の感染症対策が重要であると訴えました。市民生活部長の中裕則氏は、これまでの避難所管理の経験を活かしつつ、新しい生活様式に基づいた避難所運営に努める考えを示しました。
また、交通安全対策では、事故多発地点に対する注意喚起や標識設置について議論が行われ、この問題に対する迅速な対応が求められました。市民が安心して活動できる環境を保つために、さらなる対策が必要であるという認識が共有されました。