令和5年5月8日、鹿屋市議会臨時会が開かれ、重要な議案が審議された。
今回の会議では、11件の議案および報告が取り上げられた。この中で特に注目されたのは、鹿屋市税条例や鹿屋市国民健康保険税条例の改正案である。
まず、市長の中西茂氏が提案した議案第34号では、地方税法に基づき、自動車税の税率区分を令和5年12月末まで据え置く事や固定資産税に関わる情報収集を明確化する内容が含まれている。
さらに、議案第35号では、国民健康保険税の課税限度額を引き上げることを目的に、税負担の公平性を確保するための改正が提案された。市長はこの改正の意義について次のように述べた、「税制改正は、住民にとっての公平性の実現に向けた重要なステップです。」
また、令和4年度予算に関しては、議案第36号で新型コロナウイルスワクチン接種に伴う経費や地域振興に寄与する企業版ふるさと納税の予算措置が決定された。中西市長は、「国の支援を受けた施策では、地域住民に直接的な利益をもたらすことを重視しています。」と強調した。
各議案に対する質疑は行われず、審議はスムーズに進行。全ての議案は異議なしで承認され、議案第34号から第38号までは可決された。市議会はこの日程を済ませた後、臨時会が閉会となった。
市議会には全26名の議員が出席し、議長は花牟礼薫氏が担当した。臨時会では、今後の財政運営や住民生活の改善に向けた議論が行われ、地域のニーズに応えた施策を進める姿勢が見受けられた。