令和3年6月30日、鹿屋市議会が定例会を開催し、27名の議員が出席した。
日程では、まず会議録署名議員の指名が行われ、佐々木茂己議員と松本辰二議員が選出された。
続く日程第2では、鹿屋市税条例等の一部を改正する議案第38号について、総務委員長の松本辰二氏が報告を行った。
この改正は、地方税法の一部改正に伴い、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた納税者の負担緩和を目的としている。
固定資産税や軽自動車税の見直しが含まれており、特に固定資産税については、「令和3年度に限り前年度の税額を据え置く特別措置が取られる」と松本委員長は述べた。
この措置により、減収額は約48万8千円を見込むものの、国からの補填はないとのことで、明確に理解されている。
また、納税者数は776名、対象土地は929筆であることも確認され、議案は全会一致で承認された。
次に日程第3では、市民環境委員会の今村光春委員長が鹿屋市手数料条例の一部改正(議案第41号)の報告を行った。
この改正はマイナンバーカードの発行業務に関するもので、申請率は昨年比で15%増加している。現在の申請率は36.1%に達し、夜間窓口の開設や出張サポート等の取り組みが評価されている。
予定通りの可決となり、原案どおり可決される。
日程第5では、曽於南部地区水利施設管理の事務委託に関する議案、第4から第7では鹿屋市資産に関する4件を一括審議したが、いずれも原案の通り可決された。
さらに日程第8から第12では、医療助成や教育関係に関する条例改正について、福田伸作委員長が報告。
特に、学校給食センターに関する議案第46号が重要で、北部学校給食センターの設置と、現在のセンターの廃止が提案された。議案も全て原案通り可決された。
最後に、議会運営に関する規定の改正案や意見書案が二つ提出され、オンライン議会開催の必要性や、筋痛性脳脊髄炎患者支援について強い要望が示された。
議案は全て賛成多数で可決され、議会は新たな施策を進めていく姿勢を示した。