令和6年3月21日に行われた鹿屋市議会の定例会では、2023年度の予算案が中心に審議された。
議会では、令和6年度一般会計予算610億円を含む複数の議案が一括して審議された。
市長の中西茂氏は、今回の予算案について、鹿屋市の発展と市民の生活の質の向上を目指しており、前年度比で5.2%の増加を見込んでいると報告した。
特に、子育て支援の充実や地域経済の活性化を強調した。
さらには、公共福祉の充実を図る中で、鹿屋市の住民がより安心して暮らせる環境づくりが重要視される。
また、過去最大規模となるこの予算案には、水道事業や下水道事業に関連する予算も含まれ、持続可能な水源の確保やインフラの整備が求められている。
特に川内原発の20年延長に関する陳情には賛否が割れ、柴立豊子議員は反対の立場で発言し、安全性を問いかけたのに対し、梶原正憲議員は賛成し、原発の重要性を強調した。
さらに、議長の辞職許可、選挙では花牟礼薫氏が新たに議長に選出された。彼女は議会の取りまとめ役として、議員の意見を反映させることを誓い、議会活動に取り組む姿勢を示した。
本定例会では委員長報告が行われ、全会一致で多くの議案が可決された。
市民のニーズを反映した質の高い政策の推進が求められており、今後の鹿屋市の動向に注目が集まる。