鹿屋市は令和5年12月定例会を11月24日に開催した。
議題の中には令和4年度の一般会計決算認定や特別会計決算、議員報酬及び特別職の給与に関する条例改正が含まれ、多岐にわたる議案が提出された。特に、一般会計決算については、決算特別委員長の市來 洋志氏が報告を行った。
報告によれば、令和4年度の一般会計決算は歳入633億2,748万2,255円で3.6%の減があり、歳出616億9,775万5,357円も1.6%減少した。
形式収支は16億2,972万6,898円の黒字となり、実質収支も15億5,270万5,898円の黒字を記録。
収入構成は自主財源40.15%、依存財源59.85%も、前年よりも自主財源の割合が4.40ポイント増加したことが注目される。
また、文教福祉委員長の今村 光春氏による国民健康保険事業特別会計の決算認定報告では、歳入119億7,503万7,000円、歳出114億6,413万8,387円で、形式収支は5億1,089万8,613円の黒字と解説。
医療給付費が前年よりも増加していることが示された。
続いて、介護保険事業特別会計についても今村氏が報告し、歳入119億8,935万6,335円、歳出114億8,947万7,746円で、4億9,987万8,589円の黒字を出したことが明らかとなった。要介護認定率が全国および県の平均を下回っていることが議論の焦点となった。
市長の中西 茂氏は、令和5年度の補正予算案についても説明し、28億3,377万8,000円の補正額が示された。特に現場からの要望に基づく事業が多く、県支出金や国庫支出金が多く盛り込まれていると強調した。
給与に関する議案も可決され、議員報酬や市職員の給与改定に向けた制度改正が進められることが確認された。議長の花牟礼 薫氏は議会運営に関する意見交換も行い、本日の会議を終了した。