令和5年9月15日、鹿屋市議会は定例会を開催し、重要な案件が次々と審議された。
当地域の医療支援や市民福祉向上に係る意見書案が計4件提出され、特に「高校卒業までの子ども医療費の窓口無料化」を求める意見書案が採択された。
この件に関して、文教福祉委員長の今村光春氏は、未就学児の医療費が無料化されない現状について言及し、多くの議員の支持を受けて、意見書案の意義を強調した。
一方、子どもの医療費の支援強化を求める意見が特に目立ち、全議員の賛成を得て無事に可決された。
許可を得た中、無投票での採決となり、地元の多くの家庭への支援の手応えが期待される形となった。
また、鹿屋市市民交流センターに関する条例の改正も行われ、健康スポーツプラザの機能を再編成し、新たにコワーキングスペースを整備する方針が報告された。産業建設委員長の岩松近俊氏は、このプロジェクトが市民の交流や生涯学習機能を促進することを意図していると発表した。
さらには、一般会計補正予算として608億3,385万円を計上することが決定。主に、交通や地域福祉に関連する事業が含まれる。これにより市民サービスの向上が期待されている。
本市では、新たな工業団地整備や、安全対策に向けた施策が計画され、地域経済の振興や災害発生時の対応をより強化する方向に進んでいる。
今回の定例会を通じて、地域の課題解決に向けた実践的な取り組みが進められ、議員たちからの支持・協力が重要であるとの再確認がなされた。市長の中西茂氏は、今後も市政運営に向けた提言を重要視し、市民福祉の増進に尽力すると述べて会議を締めた。