令和4年3月定例会が開催され、市政運営の重要課題が議論された。
会議では、まず副市長の選任について、中西茂市長が現副市長・原口学氏を再任する提案を行った。これに対して出席議員から特に異議はなく、同意が得られた。
続いて、監査委員の選任についても議論された。市長は現監査委員の大薗純広氏を引き続き選任し、後任として櫛下俊朗氏を適任者として提案した。この件についても特に対立は見られず、円滑に進行した。
特に重要なテーマとして令和4年度一般会計予算案が挙げられ、計509億3,000万円の予算が提案された。この額は前年に比べ2.4%の減少を示しているが、新型コロナウイルス感染症対策として約8億6,000万円が計上され、市民生活の維持や事業者支援に向けた取り組みが強調された。
市長の中西茂氏は、今後の方針として「志高挑戦」の理念のもと、市民の安全や経済活動の復活を目指すと述べた。具体的には、コロナ対策としてワクチン接種の推進、経済支援策を早急に実施する方針が示された。
また、地域の課題に対しては、人口減少への対応や新型コロナウイルスの影響を受けた地域の活性化策が求められていく。特に、未来に向けた持続可能なまちづくりが今後の戦略として明言されており、積極的な取り組みの必要性が強調された。
今回の議会では、会期は3月23日までの28日間とすることも決議された。議員や市民からは、今後の市政運営に対する期待の声が高まっている。
中西市長は、今後も市民の声をしっかりと受けとめ、より良い鹿屋市を目指すと約束して会議を締めくくった。