第1回目となる令和5年9月の鹿屋市議会定例会が開催された。
議事は多岐にわたり、主に市政運営に関する重要な案件が議題に上った。
中西 茂市長は、初めに米軍無人機に関する事故について説明を行った。
先日、鹿屋航空基地で無人機が滑走路を逸脱した事故が発生した。
幸いにも人身事故はなかったが、原因を究明するとともに再発防止を求める姿勢を示した。
さらに、台風第6号の影響で、大雨による被害状況についても報告があった。
多くの市民が自宅で安全を確保できたことが確認されたが、一定の被害があった模様である。
日々の点検強化を通じて、今後の自然災害対策を進める意向を示している。
今年4年ぶりに開催された「かのや夏祭り」についても言及があり、
地域の活性化に寄与するイベントであったと報告された。
参加した2000人以上の踊り手や観客の様子が紹介され、
市内イベントの意義が改めて強調された。
また、教育や文化に関する取り組みも紹介された。
鹿屋市の高校生による軽音楽部の活動や、地域イベントにおける演奏が報告された。
これにより、文化の振興と地域活性がいかに関連しているかが示された。
議事日程の中でも特に注目されたのは、新たな一般会計補正予算の提案である。
物価高騰対策や福祉施設等整備に向けた予算案が示された。
中西市長は、多くの市民に利益がもたらす施策として期待感を寄せていた。
補正予算の総額は、約12億4241万円であった。
予算の使用目的には、プレミアム商品券の発行が含まれ、消費喚起を図る意図があることも説明された。
更に、印鑑条例の改正、平和市営住宅改善などの議案も同時に提案され、議員の質疑が行われた。
議員からは、事故の検証や、日常の安全管理に関する質問が挙がった。
建設部長や市長は、事故の防止に向けた日常点検の重要性を強調した。
最後に、議会は議案の賛否を問う採決を行い、議案第51号が原案通り可決された。
今後も、鹿屋市による市民への安全で活発な情報提供が求められる。