令和4年9月28日、鹿屋市議会第4号定例会が開かれた。
この日は、主に育児休業関連条例、下水道条例等の改正案が審議された。
中でも特に注目を集めたのは、川内原発の運転延長に関する陳情だ。陳情第9号は住民の安全保障を重視し、20年の延長運転が認められるべきではないとの見解を表明した。
総務市民環境副委員長の田辺水哉氏は、陳情の重要性を認識しつつも、「地域の安全を第一に考えた行動が求められている」と強調した。また、反対の意見として、現在も九州電力による特別点検が行われていることを指摘する意見も出た。
賛成派の松野清春議員は、事故のリスクが常に存在することや、原発の抱える技術的課題を挙げて、「低下しつつある安全基準への疑問を抱くべき時期だ」と主張した。
この陳情については、最終的に賛成少数で不採択となり、議論は続けられた。
また、下水道条例の一部改正案に関しても、市民への負担を減らすべく様々な意見が交わされた。
今後の議論を通して、市民生活や地域経済化にかかわる重要な課題が引き続き検討されることとなった。