令和5年6月21日、鹿屋市議会は定例会を開会した。出席議員は26名であり、議事が進められた。
主要な議題の中では、一般質問が特に注目を集めた。吉岡鳴人議員は、地域農業政策について、半農半Xの取り組みを求めた。農林商工部長の釼持朋彦氏は、多様な農業の担い手を育成し、地域の労働力不足の課題解決に向けた施策を進める考えを示したと伝えられている。
吉岡氏の質問では、「半農半X」の具体的な支援策について尋ね、同氏は地域農業算出額の増加に向けた戦略の必要性を強調した。釼持氏は、地域資源を活用した新たなビジネスの創出を目指し、農産物の加工や流通、販路の開拓などを支援する方針を述べた。
また、学校教育の現状についても質問が行われた。吉岡氏は、子ども会の活動が減少していることを指摘し、地域全体で支援する環境づくりを提案した。教育長の中野健作氏は、異年齢集団による活動を通じた子どもたちの成長の重要性を訴え、地域との連携を強化していく方針を示した。
その後、各議案が一括審議され、鹿屋市の一般会計補正予算案や各種条例改正案が取り上げられた。市長の中西茂氏は、物価高騰対策などのための予算案の必要性を挙げ、地域経済の維持が重要であると訴えた。