令和2年の12月定例会が、鹿屋市議会で開催された。
本会議では、税制改正に伴う各種条例改正案や新たな条例の制定が審議され、多くの議案が全会一致で可決される事態となった。
また、鹿屋市子ども医療費助成に関する条例の改正も行われる。
佐々木 茂己議員も議案に賛同し、医療費助成の拡充に期待を寄せた。
今回の改正で、医療機関窓口の負担を軽減し、経済的理由で受診をためらう子どもたちを支援する制度が強化されることになる。
具体的には、住民税非課税世帯の未就学児から高校生までが対象となり、その恩恵を受ける子どもは約2,200人に増える見通しだ。
また、財政計画の見直しが求められる中、鹿屋市新市まちづくり計画の変更がなされることとなった。
これにより、合併特例債の発行期間が5年間延長され、地域のインフラ整備が支援される。
今回の会議では、自治体の運営において重要な意見書案が一つ提出され、サツマイモ基腐病の早期究明を求める内容となっている。
この病気は鹿屋市の主要作物であるサツマイモに多大な影響を及ぼしており、生産者及び関連産業への支援が求められる事態となっている。
そのため、全国的にこの問題に対する取組を強化し、市民の目を引きつける施策の実施が急がれるとされている。