令和3年第3回奥州市議会定例会が開催され、さまざまな議案が審議された。
会議ではまず、令和3年度奥州市一般会計補正予算の専決処分が承認された。議長の小野寺隆夫氏は、質疑がなかったことを明言し、すぐに委員会への付託を省略することに決定した。
続いて、奥州市個人情報保護条例の一部改正についても、質疑がなく、原案通り承認された。この改正は、国の法改正に伴うもので、通知先が変更されることが主要な内容となる。総務課の松戸昭彦氏は「市民に特に影響はない」と強調した。
次に、えさし郷土文化館条例等の一部改正が審議され、特に意見は出なかったことから、可決された。議案では、ひめかゆ健康の森条例及び国見平スキー場条例の一部改正も承認された。
議案は、公共下水道事業受益者負担に関する条例と分担金条例の改正について進められた。質疑応答では、千葉康弘氏が料金設定に関する疑問を投げかけたが、詳細な答弁がなかったため、審議はスムーズに進行。常に市民の負担を考慮した内容であることが示された。
続いて、家庭的保育事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の改正案も承認。これにより、保育の質をさらに向上させる動きが強調された。
さらに、越路スキー場の指定管理者の選定に関する議案も無事可決された。地元の期待が寄せられているスキー場の運営継続も反映されている。
過疎地域持続的発展計画の策定も重要な議案として取り上げられ、審議された。各地域の課題や特色を考慮して進めるとの姿勢が伺えた。
その他、財産取得に関する複数の議案も承認。これにより、奥州市の資産基盤の拡充が期待される。
一連の議案が可決されたことで、奥州市の財政状況や地域発展に向けた施策が確実に進行する見込みだ。