令和6年第3回金ケ崎町議会定例会が3月18日に開催された。
会議では、選挙管理委員や人権擁護委員候補者の推薦、監査委員の選任、及び各種条例改正などが議題とされた。特に、議案第6号の「金ケ崎町特殊勤務手当支給に関する条例の一部を改正する条例」において、医師や看護師への特殊勤務手当の廃止が注目された。参事兼総務課長の小澤龍也氏は、手当の廃止の理由を説明し、「毎月3,000円から4,000円の支給を行っていたが、経済状況を鑑み、廃止に至った」と述べた。
また、議案第17号に関しては「金ケ崎町介護保険特別会計補正予算」が提起され、居宅介護サービスや施設介護サービスの給付費が1,000万円及び4,000万円減額される見込みであると、保健福祉センター事務長の佐藤康博氏が発言。これに対し、要介護者の数が全体的に減少していることが主な要因だと説明された。
さらに、一般会計補正予算についても、令和5年度の財政状況を踏まえた修正が行われ、新たに1億3,000万円の減額となった除雪業務委託料についても言及された。都市建設課長の渡邊学氏は、今年の降雪量が例年に比べて激減していることから、予算の見直しが必要だと語った。
最後に、議案第18号「令和5年度金ケ崎町国民健康保険診療施設特別会計補正予算」の承認もなされ、全体を通しての経済状況を反映した議論となった。今後の町の方針や施策がどのように展開されるかが、住民のライフスタイルに大きく影響を与えることが期待される。