令和5年第7回金ケ崎町議会定例会が開催され、多くの議案が審議された。本日の議題には、指定管理者に関する議案が多く上程され、各施設の運営の透明性向上を目指す議論が行われた。
特に注目を集めたのは、金ケ崎温泉駒子の湯の入浴料に関する問題である。議員の山路正悟氏は、値上げ幅が大人と子供で不均衡であることを指摘。「大人は20%の値上げ、子供は50%もアップしており不合理ではないか」と発言した。これに対し、保健福祉センター事務長の佐藤康博氏は、「多くが大人による利用」であることを強調しながらも、利用券の扱いについては協議していくことを述べた。
また、金ケ崎町子育て支援センターの指定管理者の選定も行われ、阿部典子議員は「生きがい交流センター」を運営していた業者が除外された理由を尋ねた。企画財政課長の小原弘子氏は「公募を経て決定した」と説明した。
平行して、北部学童保育所など数多くの学童保育所の運営についても議論が行われ、各議案は原案通り可決された。特に、北部学童保育所については、運営の改善が求められる中で、利益の向上を図るための計画があることが示された。
最後に、請願第4号が審議され、公共交通手段の確保に向けた要望が採択される運びとなった。これは、バス路線の廃止に伴う重要なリクエストであり、町の公共交通の存続に関わる問題である。議会全体での活発な意見交換が進められ、金ケ崎町が抱える課題の解決に向けた動きが見られた。