令和6年3月13日に開催された金ケ崎町議会定例会では、能登半島地震やその影響について多くの議論が交わされました。
特に、元日に発生した能登半島地震に関しては、議員から挙げられた多数の質問を受け、町長の髙橋寛寿氏が答弁を行いました。この震災によって多くの方が被災し、復興に向けた取り組みが急務となっていると強調されました。災害に対する備えについては、過去のデータを基に今後の教訓とすることの重要性が述べられました。
学校給食の無償化についても質問され、町民からは好評を得ているとの副町長の答弁がありました。千葉良作議員は、無償化の進捗とその反響を強調し、他市町村からの引き合いもあることに触れました。また、来年度からのアレルギー対応給食についても議題となり、具体的な実施時期や対象者数について確認されました。
高齢者支援においては、髙橋町長が地域で支え合うマインドの重要性を訴え、今後の高齢者福祉計画についても言及しました。特に、老朽化する老人クラブ施設への支援を求める声が上がり、今後の方針が注目されています。
また、議会では不登校問題の解決に向けた総合的なアプローチが求められています。教育長の千葉和仁氏は、不登校児の状況や、保護者との連携の重要性について述べ、適応支援相談員の役割についても言及しました。さらに、金ケ崎町内の小規模校で不登校が少ない理由として、目が行き届く環境を指摘しました。
今回の議論を通じて、能登半島地震を背景とした各問題への対策が再確認され、町の災害対策能力の向上が求められています。具体的な支援策や、地域全体での協力体制の構築が急務であることが強調されました。今後、町民一人一人が自らの安全を確保し、共助の意識が高まるような取り組みが期待されます。