令和2年5月11日に行われた令和第3回奥州市議会臨時会では、感染予防対策や経済支援を中心とした議題が多く取り上げられました。
まず、議会運営委員会の結果として会期が1日間と決定されました。市長の小沢昌記氏は、緊急事態宣言発令後の市民の協力に感謝を表し、現在の感染状況について注意を喚起しました。
また、1号議案としては、以前発生した自動車損傷事故に係る損害賠償事件に関する報告が行われ、専決処分の承認が求められました。この事故では、市が相手方に支払う賠償金の額が定められたと報告されました。
次に、2号議案として奥州市税条例の一部改正に関する専決処分が承認され、これは新型コロナウイルス関連の特例措置を盛り込むものでした。加えて、3号議案においては、令和2年度奥州市一般会計補正予算(第3号)に関する専決処分の承認も行われ、主に特別定額給付金の経費が含まれました。
さらに、発熱外来の設置に向けた動きも紹介され、その運営に関して医師会と協議が進められています。市はこの場所や開設の具体性を担保するために最善の努力を尽くす旨を表明しました。特に、新型コロナウイルス感染症対策としての発熱外来が地域の医療体制にとって重要であることが強調されました。
また、今回の特別定額給付金が市内の事業者に与える影響についても言及され、経済の活性化に寄与する期待が寄せられています。今後も市には、持続的な経済支援を考慮に入れた施策の実施が期待されています。
最後に、国民健康保険特別会計の補正予算が可決され、感染症対策に関連する予算計上がなされました。これにより、今後も市民の健康と安全が守られるよう、適切な医療サービスが提供されることが望まれています。