令和元年第3回奥州市議会定例会が開幕し、さまざまな議題が討議された。
初日の議事では、故明神キヨ子議員への追悼演説が行われた。佐藤郁夫議員は「議員としての職責を全うしたいと強い思いがあった」と述べ、遺族に対する哀悼の意を表した。
続いて、議会運営についての報告が行われ、会期が28日間に決定された。議会運営委員会の及川善男議員は「今期定例会の円滑な運営のため努力していきたい」と挨拶した。
一般質問が行われ、多くの議員から市政に関わる問題が提起された。及川善男議員は新市立病院建設問題を取り上げ、「今後の対応策はどのようか」と市長に質問した。市長は「様々な面から対応を検討している」と回答した。
また、阿部加代子議員は新生児聴覚スクリーニング検査について質問し、「検査の現状についてもっと明確にする必要がある」と主張した。市長は「関係機関と連携しながら適切に対応する」と応じた。
国民健康保険事業についても議論が白熱した。瀬川貞清議員は「税の諸課題についてどう考えるか」と市長に問いかけた。市長は「現状の改善に向け努力していく」と述べた。
決算審査特別委員会では、平成30年度決算の報告が行われ、収支について精査が求められた。市長は「厳しい状況であったが、次年度につなげられるよう努力する」と強調した。
今後も定例会が続く中、議員たちは市民の声を反映しながら活発な議論を重ねていく意向だ。町の将来を見据えた対話が期待される。