令和4年3月29日、奥州市議会臨時会が開かれ、重要な議案が審議された。
初めに、副市長の選任案が市長の説明により提案された。倉成淳市長は、後任の副市長として小野寺隆夫氏を適任とし、その選任に関する同意を求めたところ、直ちに採決が行われ、全員賛成で承認された。
次に、監査委員2名の選任、固定資産評価員および米里財産区管理委員の選任についても同様に議題に上り、合意のもとに全ての議案が可決された。
特に令和4年度の一般会計および国民健康保険、浄化槽事業の補正予算も提案された。新田伸幸副市長は、この補正予算が予防接種事業や新規就農者支援事業に向けたものであると強調し、歳入の追加措置により予算額は593億円余りになると説明した。これに関して、多くの質問が寄せられ、具体的な予算の使い道に関心が示された。
最後に、緊急発議されたロシアによるウクライナ侵攻に対する抗議決議も採択された。今野裕文議員がこの決議を提案し、議会は一丸となってこの問題に対する意見をまとめた。
このように、今回は市の行政運営に関わる多くの人事案件と予算の補正案が承認され、また国際問題に対する正式な意見も発表されるなど、重要な内容の会議であった。市議会は、地域の発展と住民の生活向上のために引き続き努力することを約束している。