令和元年9月9日、奥州市議会は第3回定例会を開催し、さまざまな議案が提案された。主要なアジェンダには、奥州市会計年度任用職員制度に関する条例や、公共施設の管理運営に関する新たな取り決めが含まれている。特に、採決された議案の中で注目されたのは、奥州市森林環境譲与税基金条例の制定と、奥山市水道事業への地方公営企業法全適用についてである。
高橋晋議員からは、持続可能な開発目標(SDGs)についての質問があり、地域のお祭りについても言及された。例えば、地域文化の継承が進まない背景には、少子化や地元経済の厳しさが影響しているとの指摘があった。このような中で市長は、地域振興のための施策を進める必要性を強調した。
さらに、議案第14号では、令和元年度奥州市一般会計の補正予算に関する議論が行われた。特に、ひめかゆの公有財産購入費が、地域活性化の一環として関連事項として大きな関心を集めている。及川商業観光課長は、この取り組みを通じて地域の観光資源を保ち、さらなる活性化を目指す意義を説明した。また、道路維持修繕工事に関しても、地区要望に基づく柔軟な対応が求められている。
このように、奥州市の市議会は多岐にわたる議題を扱う中で、地域に根差した議論がなされ、行政施策に対する理解を深めるための努力が続けられている。今後も、地域振興のために具体的な施策の実行が期待される。