奥州市議会の定例会において、地球温暖化対策とHPVワクチン接種についての重要な質問が行われた。市長は、地球温暖化対策の推進に向けた計画の策定を求められ、地域の特性や情報を基に、具体的な数値目標を設けた施策の必要性を認識していると応じた。
さらに、再生可能エネルギー関連事業の創設についても触れ、太陽光発電の導入促進が有効である一方で、各市町村においてどの程度の普及促進が必要かを調査・分析することが重要と述べた。特に、地熱発電や小規模水力発電などの可能性についても考慮する必要があるとの見解を示した。
HPVワクチン接種に関しては、キャッチアップ接種の通知方法の重要性が指摘され、迅速に対象者へ周知することが必要だと強調された。市は、キャッチアップ接種対象者への通知を分けて実施する方針を示したが、そのプロセスについては見直しの余地があることが議論される。特に、接種開始のタイミングを逃すことのないよう慎重な対応が求められた。
男子へのHPVワクチン接種についても議題に上がり、国においても男子接種の必要性が認識される中、自治体としての助成制度の導入について慎重に検討する必要性が示された。市としても、医療機関との連携を図りながら、二次感染防止の観点から早期に対応を図る意向が示された。