令和2年第1回奥州市議会定例会が開催され、重要な課題が議論された。中でも、人間の生き方に根深い影響を及ぼす「持続可能な地域医療体制の構築」が特に注目された。中西秀俊議員は、地域医療へのアクセスを改善し、すべての世代が安心して暮らせる環境整備を提案した。市長の小沢昌記氏も、医療資源を充実させる努力を継続する意向を示した。
さらに、「ＩＬＣとともに成長するまち」という都市づくりの理念が採用されており、これに沿った経済活性化が市の重点施策となっている。中西議員は、国との連携強化と地元企業の参入を要望。市長は関係機関との情報共有の重要性を強調し、市民生活向上に向けた投資の必要性を述べた。
企業誘致と地域経済の活性化も大きなテーマで、藤田慶則議員は、隣接する北上市に進出した企業事例を挙げ、企業が地域に根付く条件について議論。このテーマに関して、企業進出による雇用創出の重要性が確認され、奥州市の工業団地の整備が急務であるとの認識が示された。