令和3年第4回奥州市議会臨時会が11月4日に開催された。
この臨時会では、令和3年度一般会計補正予算(第8号)の審議が主な目的であり、多くの議員がこの新しい補正予算に対し熱心な質疑を展開した。
議長の小野寺隆夫氏が会議を開会し、会期が1日間と決まったことを報告した。
出席議員は25名であり、議会運営委員会委員長の菅原由和議員が会期の決定について報告した。
「会期は本日限りとすべき」と提案し、質疑は出なかったため、異議なしで承認された。
その後、市長の小沢昌記氏から、令和3年度一般会計補正予算(第8号)についての説明が行われた。
補正予算には、江刺第一中学校屋内運動場改築事業にかかる経費が含まれ、歳入歳出それぞれ1,629万7,000円を追加するという内容であった。
特に注目されたのは、えさしクリーンパークに関する運営管理補助金である。
小野優議員は、予算内容に対して議会での討論を求め、「えさしクリーンパークの財政が健全化の観点から適切かどうか」と質問した。
千田布美夫財務部長は、「使用料の増加や補助金のバランスについて、財政健全化に向けた継続的な努力が必要」と回答した。
この議案の中で、市長は交渉に関しても言及し、県との連携の重要性が強調された。
小沢市長は、「今後の財政戦略として、クリーンパークの運営がいかに市民に貢献できるかがポイントである」と述べ、県との関係強化への意欲を示した。
さらに、最終用語である「市が全ての責任を負う」という条件も議論の的となり、リスク管理の必要性が改めて認識された。
議会ではこのような条件下で、市がどのように運営を管理していくか、また、それによる影響が市の福祉やサービスにどのように波及するのかに関する懸念が続く中、同日、原案が可決された。