令和5年6月19日、奥州市議会において重要な議題が話し合われた。主な内容は、現園舎の移行問題や新設江刺東こども園の開設準備、さらには水沢江刺駅周辺の環境整備と地域産業人材育成についてである。
初めに、現園舎における老朽化の問題が挙げられた。公立の施設であったが、経年劣化により雨漏りや水道故障などの報告が相次いでいる。これに対して、保育こども園課の松田修一君は、必要な修繕に取り組み、安全確保を強調した。
さらに、新園舎整備の進捗状況についての説明も行われ、急傾斜地解消工事が見込んでいる地域に位置するため、なかなか工事が進まない点が懸念される。これに関して市長は、工事が完了することで新園舎の開園が令和6年10月に迎えられるとの見通しを示した。
次に、水沢江刺駅を中心としたまちづくりの話が展開された。市長は、水沢江刺駅が今後の地域振興において重要な役割を果たすことを説明。さらに、周辺の土地利用についても計画を進めていると述べ、公共交通の重要性を説いた。特に、公共交通の確保が地域の活性化に寄与していると強調され、市が積極的に行動する姿勢を見せた。