令和3年第1回奥州市議会臨時会が1月26日に開催された。
議題として、会議録署名議員の指名や会期の決定などの事務的な内容も含まれ、特に重要な議案、令和2年度の予算に関する補正案が議論された。
まず、議案第1号である令和2年度の一般会計補正予算第16号については、市長の小沢昌記氏による説明があった。
この予算は、昨年12月の大雪の影響に対応するため施行されたもので、歳入と歳出それぞれ3億3,140万円が追加される。
小沢市長は「緊急に執行を要する経費であり、議会の承認を求めるものである」と述べた。
議案は質疑なく原案通り可決された。
続いて、議案第2号では、教育用情報端末の充電保管庫として260台の購入に関する承認が求められた。
市内の小・中学校で使用する充電保管庫は、国のGIGAスクール構想に基づくもので、多くの期待が寄せられている。
副市長の新田伸幸氏は、契約相手としてリコージャパン社と締結したことを報告した。この案件も原案通りに可決。
さらに、議案第3号である補正予算第17号も提示された。
新型コロナウイルス感染症対応に必要な経費が含まれており、総額で759億7,256万円にするための措置が提案された。
市長は「これらの予算が市民の安心・安全を守るために役立つ」と強調し、再度の承認を求めた。こちらも異議なく可決された。
最後に、参加者からは、雪被害に対する市の支援についても話題に上った。
その中で、議員からは「これまでの支援策を踏まえ、新たな支援が必要となる可能性が高い」との意見があり、今後の対応が注目されている。