令和2年第4回奥州市議会定例会が28日間にわたって行われ、その中で多くの議題が議論された。
特に重要なテーマに挙げられたのは、学校給食施設に関する再編計画である。菅原由和議員は「奥州市学校給食施設再編計画について、運営上の課題を教育長に質した」と述べ、今後の方向性が期待される。
江刺地域の小中学校再編計画についても大きな関心を集めた。中西秀俊議員は、統合の進め方や通学距離の課題解決について市長及び教育長へ具体的な質問を投げかけた。
原子力発電所事故に関する対策についても話題となった。瀬川貞清議員は、東京電力福島原子力発電所事故から10年を迎える中、自市の被害状況と今後の対策について地元業者への配慮を求めた。
また、新型コロナウイルス感染症対策という最近の緊急課題についても議論が行われた。市長は「第3波」到来に向けた対応策として、各種運営と施策の強化を発表した。
その他、空き校舎の有効活用や地域医療の整備、新市立病院の建設問題なども引き続き議論されている。特に、まごころ病院の運営については、適正な医療を提供するための必要性が強調された。
さらに、高橋浩議員は「GIGAスクール構想」について、教育現場におけるICTの活用促進に向けた機器整備や進捗状況を教育長に確認した。