令和元年に開催された第28回久慈市議会定例会の一般質問は、多岐にわたる重要なテーマに焦点を当てて行われた。特に、名誉市民の顕彰や災害対策、健康促進に関する質問が多く寄せられ、市民生活に直結する課題が再確認された。
政和会代表の濱欠明宏氏は、名誉市民の顕彰について質問。名誉市民として選定されている三船久蔵氏やタマシン・アレン女史の功績を広く市民に周知し、後世に語り継ぐ取り組みについて期待が寄せられている。
また、軽自動車税の課税誤りについて、特定の担当職員の処分方針が確認された。これは市民への影響をなるべく減らすための重要な一歩とされ、市としての厳格な対応が求められている。
城内仲悦議員の発言では、外国人による土地買収問題が取り上げられ、日本政府の国際的な協定に基づき、外国人土地取得の制限についての考えが示された。特に北海道での状況が危惧され、久慈市でも他市に先駆けた条例制定が求められた。
また、安心・安全なまちづくりに向けた防災対策の必要性や、過去の災害からの復興状況についても活発な質疑が行われた。市長の遠藤譲一氏は、特に防災対策については市民と共に取り組む姿勢を示した。