令和元年9月5日、久慈市議会第2回定例会が開催された。
この会議では、議席の一部変更や会議日程の決定が行われた。
議長の畑中勇吉氏は、議席の変更に異議がないことを確認し、次に日程第2の会議日程の決定へと進んだ。
議会運営委員長の城内仲悦氏は、19件の市長付議事件と報告2件についての説明を行った。一般質問には、3会派及び8人の議員から通告があり、活発な議論が期待される。具体的には、9月10日、11日、27日のおよび13日、17日、18日、24日、25日の日程で委員会が開かれる。
続いて、会議録署名議員の指名が行われ、黒沼繁樹氏、橋上洋子氏、下川原光昭氏が選ばれた。重要な決算認定が一括で議題に挙げられた。この中には、平成30年度久慈市一般会計歳入歳出決算が含まれており、副市長の澤里充男氏が提案理由を説明した。決算に関する数字として、平成30年度の歳入決算額が257億9,347万6,248円、歳出決算額は237億4,447万8,614円であり、結果的に20億4,899万7,634円の剰余金が生じたことが示された。
この剰余金より翌年度へ繰り越すべき財源が5億3,266万4,000円であることも報告された。このように、市の財政状況は健全であり、奇しくも、実質公債費比率も13.8%と、早期健全化基準を下回ることに貢献している。
また、久慈市国民健康保険特別会計についても報告され、歳入決算額が42億13万5,195円、歳出決算額が41億7,317万9,913円で、ユーザーの負担軽減に向けた取り組みも改めて強調された。
さらに、議案の付託についても確認され、認定第1号から第8号までの議案は決算特別委員会に付託されることが決まった。議長は、この部分でも異議が無いことを認め、決議が行われた。
今回の定例会において、久慈市の財政的健全化と決算認定に着目する必要がある。市民福祉の向上を目的に、今後も持続的な運営が求められている。