第22回久慈市議会定例会議が令和3年12月2日に開催されました。
本会議では、8件の議案に関する提案があり、審議が進められました。
主な議題には、令和3年度の久慈市一般会計補正予算が含まれています。一般会計補正には1億5728万9000円を追加し、予算総額は219億8150万2000円となる予定です。
澤里充男副市長は、「国からの支出金に応じた事務費調整が主な理由です」と提案理由を述べました。加えて、下水道事業会計の補正予算には、雨水処理施設整備事業の費用が含まれています。この補正は2億3275万2000円を増額し、収入も1080万9000円増加を見込んでいます。
また、議案第3号では国民健康保険条例の一部改正が提案されました。出産育児一時金の額を見直すための改正です。
特定教育・保育施設に関する基準の改正も議題に上り、法改正への対応として電磁的記録の取り扱いに関する内容が盛り込まれています。この改正により、運営基準が明確化されることが期待されています。
上下水道事業経営審議会条例の設置は重要な議案です。この条例は、水道事業における経営強化を図るべく設置され、審議会の議論から施策が提案される流れが強調されています。城内仲悦議員は、この審議会の透明性と具体性を求める質疑を行いました。
さらに、3つの議案については指定管理者を決定することも提案され、いずれも令和4年4月1日から令和9年までの期間で事業運営が行われる見通しです。特に、久慈市交流促進センターの運営は有限会社栄光商会が担当することとなります。
以上の議案は、次回の本会議での審議が予定されています。議会は4会派からの一般質問を受け付けることを確認しており、議員らは今後も市民の声を反映した議論が展開されることを期待しています。