前回の久慈市議会臨時会議では、補正予算や条例改正が重要な議題として取り上げられた。特に令和2年度久慈市一般会計補正予算（水道事業と新型コロナウイルス対策を含む6億円規模）は、議会での質疑を通じて多くの関心が寄せられた。副市長の澤里 充男氏は、補正予算の中には新型コロナウイルス対策として中小企業や農林水産業者への支援が含まれており、経済活性化が重要であると強調した。
特に技術職員による道路の管理に関する事故については、城内 仲悦議員が事故の原因となる路面状況の把握と市民からの情報提供を促す仕組みの必要性に言及した。さらに、事故に伴う損害賠償の分配割合についても質問があり、澤里副市長は50対50の分配と回答した。この対応には市民からの理解も必要であり、情報の透明性を持たせることが今後の課題として浮上している。
議案第2号の特殊勤務手当改正に関しても議論があり、待遇の適正化と予算の見直しが求められた。運営方針については地区内の防疫体制強化の視点が重要視されており、各議員からの意見交換が行われた。特に特殊勤務手当の範囲やその金額設定についての再検討が求められた。
それに対して久慈市の経済状況、特に新型コロナウイルスによる影響は深刻であり、農業や商業の支援策が急務となっていることの認識が議員からも示されていた。このため、副市長としては、さらなる調査の上、支援制度の拡充に向けた検討が進められる予定であるという。