令和2年10月16日、久慈市議会の第13回臨時会議が開催された。
会議では、故砂川利男議員の逝去が報告され、追悼の意が表明された。市長の遠藤譲一氏は、砂川議員の市政への貢献を称え、哀悼の言葉を述べた。砂川議員は長年にわたり議員として活動し、多くの功績を残してきた。早期の復旧・復興に尽力したことも強調された。議員の清水崇文氏は、故砂川議員との思い出を語り、改めてその貢献に感謝の意を示した。
次に、議事に移り、会議の進行が円滑に行われた。議案第1号「令和2年度久慈市一般会計補正予算(第8号)」が提案され、国の新型コロナウイルス感染症対策に必要な経費が計上されていることが説明された。突発的な災害に対する復旧経費や、インフルエンザ予防接種成本の増加も含まれている。具体的には、歳入歳出合わせて1億5,848万4,000円の追加が提案され、予算総額は276億4,111万9,000円に達するとされた。
議案第2号は、合資会社パステックから2,612台の学習用タブレット端末を9,210万1,680円で買い入れる件で、年度内に供給が見込まれ、教育環境の改善に寄与するとのこと。議員からは、端末の内容や導入に伴う研修についての質疑が上がり、教育委員会としても取り組む意向が示された。
議案に対しては質疑が行われ、道路管理に関する事故の報告や損害賠償に関する案件も含まれた。また、質疑の中で、側溝の管理責任についての議論も展開され、市の管理不備が認められた。
会議は議案の審議とともに進行し、議案第1号、議案第2号ともに原案通り可決された。市長や各部長は議案の必要性を強調し、今後の取り組みについて意気込みを示した。