令和2年3月4日、久慈市議会の第5回定例会議にて、避難所改善の重要性が改めて強調された。特にトイレの不足や和式トイレの多さについて、橋上洋子議員が具体的な問題点を指摘し、必要な改善策が求められた。市は、指定避難所122カ所のうち118カ所が男女別トイレを設置しているものの、洋式トイレは85カ所、温水洗浄便座の設置が36カ所のみにとどまっていることを報告した。
また、新型コロナウイルス感染症対策に関して、市は連絡会議を設置し、情報共有を進めていることが伝えられた。特に、学校の長期休業が子供たちに及ぼす影響や、家庭訪問の必要性について議論が行われた。市では、適切な感染症対策に向けて検討を続けるとした。
さらに、ジェンダー平等社会の実現に向けた取り組みについても議論が交わされた。市長は、理想的な社会の実現は重要であるが、実際には多くの課題が残されているとの認識を示し、努力していく方針を表明した。
市道の整備については、特に混雑する市道山岸線の側溝整備や、台風第19号による災害復旧の進捗状況について、各議員が意見を交わし、早急な対応が必要であるとの意見が多数占めた。市は、財源などの課題を考慮しつつ、重要なインフラ整備に取り組むことを確認した。