令和元年6月13日、久慈市議会は第28回定例会議を開催した。
会議では、議案の提案や質疑、請願の紹介などが行われた。議題として挙げられたのは、市長提出の議案13件と報告7件である。特に、令和元年度一般会計補正予算が重要な議案として位置付けられ、1億9,046万2,000円の予算が追加されることが提案された内容において、澤里充男副市長は、「調整が必要な事業経費があり、適切な予算計上が求められる」と述べた。
また、改善が求められた印鑑条例の改正案や水道事業の条例案も提案され、消費税法改正に伴う対応を行うことが確認された。さらに、災害復旧工事に関する契約内容についても、契約金の減額が提案されたことが重要な議題として言及された。
議会ではまた、特別表彰の伝達も行われ、長年の議員活動を通じて市政に貢献した宮澤憲司議員と城内仲悦議員が表彰された。これに対し、議長の中平浩志は「市政の発展に尽力された功績を称える」と参加議員に対し伝達した。
一方で、豊巻直子議員からは、教育の質向上を目的とした請願も紹介された。請願では、教職員定数の改善と国庫負担制度の復元が求められ、「全ての子どもが等しい教育機会を受ける必要がある」と訴えられた。
議案の質疑や付託作業の中で、議員達はそれぞれの問題について活発な意見交換を行い、済んだ後は委員会に付託された。今後は、更なる詳細な審議が必要とされる。