令和元年9月11日に行われた久慈市議会第2回定例会では、様々な議題が議論され、久慈市の文化や歴史を活用したまちづくりが重要視された。議員たちは、海女や琥珀、闘牛など久慈市独自の価値をどう回遊性のある観光資源に変えていくかについて述べた。また、三陸復興道路の完成を機会に、観光客の受け入れ体制の構築が求められている。
大沢俊光議員は、「駅前整備を契機に文化や歴史をまちの中に繋げ、回遊する仕掛けを作るべきだ」と提案。市長もその意見に賛同し、観光交流センターを通じたイベント開催などを検討する意向を示した。
市内の耕作放棄地問題も議論され、山村振興策が必要であるとの認識が示された。議員は「小規模な基盤整備事業の導入が有効」とし、詳細な施策を求めた。
また、山根温泉への河川水の利用についても検討が行われた。市長は、源泉不足に悩む山根温泉の営業を続けるため、最適な解決策を模索していると述べた。今後、いかにして温泉の営業を継続できるかが重要な焦点となっている。
都市計画道路の整備については、特に外回り環状線の必要性が強調され、久慈の交通インフラの強化が今後の課題となった。